ゴールドマン、インド株に対してより建設的に
ゴールドマンはノートの単一のデータポイントというよりもポジショニングに関する言明でトーンを転じており、インドは今年の最悪の外的ショック、資本流出、ルピー安、イラン主導の原油スパイクを吸収しつつ、国内のファンダメンタルが崩れていないと位置付けています。
約20倍の10年ぶりの低水準フォワードP/Eは、マクロの議論に加えてバリュエーション面の論拠をゴールドマンに与えています。一方でAIトレードの分散という観点は、支配的な米国や北東アジアの銘柄に集中するリスクを負わずにAI関連のエクスポージャーを得る方法としてインドを位置付けています。
通貨の安定化は別に注目に値します。Reserve Bank of Indiaがターゲットを絞ったスワップラインを通じてルピーを防衛できることを示しており、これが外国人投資家の再参入に関する大きなテールリスクの一つを軽減します。ゴールドマンの提示は、その信頼性を一度限りの介入ではなく持続的なものと見ていることを示唆しています。
上のチャートについて。INDAはBlackRockが運用するiShares MSCI India ETFで、米国や国際的な投資家がNSEやBSEで直接株を買わずにインド株の広範なエクスポージャーを得るために最も広く使われている手段です。MSCI India Indexをトラッキングしており、ゴールドマンのノートが収益やバリュエーションの参照としている同じベンチマークを追います。金融、IT、エネルギー、消費セクターの大型・中型株の時価総額加重バスケットを保有し、HDFC Bank、Reliance Industries、Infosysといった銘柄に比重が置かれています。米国市場時間に米ドルでNYSE Arcaで売買されるため、インドの取引所へのアクセスやルピー換算を必要とせずにインド市場のセンチメントを追う便利な指標となっており、西側の読者を対象としたインド関連のコメントで参照チャートになりがちです。
