金融・経済

UBS:FRBが追加利上げ2回を見込むが株式強気見通しは維持

2026年9月8日 08:05 JSTEAパラダイス編集部

UBSの主張

UBSは、FRBが利上げを行う理由を「経済が強いため」と「インフレが制御不能になりつつあるため」に鋭く区別しており、前者の解釈が同社の株式見通しを維持させています。

ポジショニングの重要性

この区別はポジショニングにとって重要です。以下のように見ています。

  • 景気が堅調な中での引き締め(堅調なGDP成長、AIへの資本支出、堅い雇用)は、短期的なボラティリティを伴っても歴史的にリスク資産にとって支援的な背景となってきた。
  • 一方で、成長やインフレの動態が悪化して起こる利上げはまったく異なる読み方になる。

投資家向けメッセージ

UBSは顧客に対して利上げの道筋を理由にリスクオフするよう勧めておらず、ハイキングサイクルを通じてAI、電力および資源、長寿関連テーマへの株式エクスポージャーを引き続き支持しています。

債券とドルの見通し

債券とドルはより混在した状況としています。高い利回りは現金に対して短期債へ資金を置く論拠を弱める一方で、中長期のクオリティ債は成長が鈍化した場合の収入と分散ヘッジの両方を提供すると位置付けています。ドルはよりタカ派の道筋から短期的なサポートを見つけるはずだが、利上げが成長主導ではなくインフレ主導になった場合はそのフレーミングは弱まるとUBSは指摘しています。

ボラティリティへの対応

UBSは、CPI公表やFRB会合を巡るボラティリティを後退のシグナルではなく、アロケーションを目標に戻す機会として扱うように投資家に助言しています。

まとめ

UBSのメッセージは、FRBがよりタカ派化しているのは何かが壊れているからではなく経済が強いからであり、その区別が株式投資家を建設的に保つはずだ、というものです。

米雇用統計(要点)

  • 8月の非農業部門雇用者数は162,000増加。
  • 民間雇用は127,000増(コンセンサスは55,000)。
  • 過去数か月の上方修正は合計55,000。
  • 失業率は4.1%で据え置き。
免責事項:本記事は情報提供を目的としたものであり、投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。