原油のテクニカル分析:中東緊張で原油価格が上伸
概要
中東の緊張が続く中、原油先物は急激に上昇しています。米軍はイランが米軍艦に対してミサイル攻撃を行った後、イランの油槽船5隻を破壊したと発表しました。イランはヨルダンの米基地を標的とし、ペルシャ湾の航行に対する追加行動を示唆しました。
紛争はさらに拡大し、イラン支援のフーシ派が複数のサウジの都市と石油施設を攻撃しました。翌夜、イランはホルムズ海峡付近で船舶10隻を攻撃したと発表しており、戦争が始まって以来最大規模の船舶への攻撃となりました。イランは新たな海上除外区域を威嚇しており、世界で最も重要な石油輸送ルートの一つを通じたさらなる混乱のリスクが高まっています。
市場への影響
これらの事態は原油に地政学的プレミアムを追加し、Brentは$100/バレルを上回り、WTIは6月上旬の高値に向けて上昇しています。需給に関する懸念が買いを支えています。
テクニカル
テクニカル面では、原油先物は6月上旬以来の高値に到達し、高値は$96.68、セッション安値は$93.76でした。次の重要な上値目標は6月3日の高値$97.00です。その上には、4月8日高値からの下落の61.8%戻しである$98.41があります。買い手がこれらの水準を上抜けて維持できれば、心理的に重要な$100/バレル水準は遠くないとみられます。
なお、前日は原油が時間内に下落し、上昇する100時間移動平均線付近の約$91.80を試しました。
