アベレージ・コスト(Average Cost)は、同じ通貨ペアで複数回に分けてポジションを取った場合の、平均取得単価のことです。「平均持ち値」や「平均建値」とも呼ばれます。
たとえば、ドル円を1ドル=150円で1万通貨、その後149円で1万通貨の買いポジションを持った場合、アベレージ・コストは(150円+149円)÷2=149.5円となります。利益や損失は、この平均取得単価を基準に計算されます。
アベレージ・コストは、ポジションを段階的に構築する際の損益管理で重要な指標です。ただし、下落局面で買い増しを繰り返すナンピン(難平)とは異なり、アベレージ・コストの概念自体は単に平均単価を計算するものであって、特定の売買手法を指すわけではありません。計画的な分割エントリーのツールとして活用する分には有効ですが、含み損の拡大を放置する口実にしないよう、常に損切りラインとの関係を意識して管理することが大切です。
