金融・経済

米財務省、約1兆ドルのTGAを債券買い戻し資金に活用検討

2026年8月24日 21:01 JSTEAパラダイス編集部

米財務省は、連邦準備制度にある政府の現金口座であるTreasury General Account(TGA)を、最近発表した長期国債の買い入れ資金に充てることを検討している可能性がある。TGAの残高は現在約1兆ドルに達している。

市場は当初、財務省がこの債券買い入れプログラムの資金を短期のビル(短期国債)発行でまかなうと見込んでいた。これは財務長官Bessentがこの作戦を「Treasury Twist」と表現したことと一致している。

しかし、高官はTGAも資金源として利用可能であると示唆し、使用を排除しなかった。TGAを利用すれば、税収などで既に確保されている資金を用いるため新たな債務発行を必要とせず、長期金利に対する財務省の影響力を大幅に高める可能性がある。

この点は、買い戻しプログラムが金利を有意に低下させるほど十分な規模かどうかという市場の懐疑に対処する可能性がある。高官はTGAからどの程度取り崩すかや、決定がいつ発表されるかは明らかにしていないが、選択肢として検討されていると強調した。

TGAの残高は前政権下で維持されていた水準を大きく上回っているため、財務省は即時の資金リスクを生じさせることなく取り崩す余地があるとみられる。

今回の動きは、水曜日の買い戻し発表後に下落が反転した長期国債利回りの上昇を抑えるためのいわゆる「口先」介入のように見える。これは「debasement」トレード(ゴールドのロング、ビットコインのロング、米ドルのショート)を後押しし、Jackson Holeのイベントをさらに興味深くする可能性がある。

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