カナダの消費は崩れていないが勢いは鈍化
カナダの消費は崩れていないが勢いは鈍化
Scotiabankが公表したNielsenIQ Omnishopperの見出しは減速です。7月11日までの4週間の消費支出成長は前年同期比+6.1%で、5月の+8.1%、6月の+7.1%から低下しました。
トレーリング12週の数値は前月の+7.1%から+6.4%に下がりました。報告はこれを「slight negative(わずかなネガティブ)」と表現しており、9月の報告期に向けて慎重な姿勢を示しています。
第1四半期はおおむね同じペースだったため、年初来で大きな崩壊ではないとしています。ただし、5月と6月がピークで、その後のトレンドは下向きです。
名目の支出成長を見る際の重要な問いは、成長率のうちどれだけが価格上昇で、どれだけが数量かという点です。食料品や燃料コストの水準を踏まえると、下支えするボリュームは薄いと指摘しています。
同レポートは「We expect investors to approach CQ3 and the Sept reporting season with caution for some Canadian consumer stocks(われわれは一部のカナダ消費者関連株について、CQ3および9月の報告期に投資家が慎重に臨むことを予想する)」と記しています。
勝ち組・負け組の傾向
- 資金はAmazon、Costco、Dollaramaに流れている
- 足を引っ張っているのは食料品店のLoblaw、Metro、Sobeys、そしてWalmart
これは報告された実数とも整合します。Walmartは先週、概ねCQ2相当でカナダの既存店売上を+6%と発表しました。Costcoは6月と7月のカナダで+5%を記録しており、自社の歴史的水準よりは遅いものの、多くの競合よりは先行しています。
先週の決算ではWalmartが年初よりも消費者環境が弱まっていると警告し、特に燃料価格上昇による追加的な圧力を指摘しました。これを受けて同社株は二桁台の下落となりました。ただし、同決算のカナダ事業は「strong momentum in food and consumables(食料品と消耗品で強い勢い)」を示していました。
Home Depotはカナダの結果を「fabulous(素晴らしい)」と表現し、来店者数と客単価の両方がプラスでした。TJXはカナダの既存店売上が+6%で、バリュー志向を強調しています。
