経済指標

英国の店舗物価、2024年以来の最速ペースで上昇

2026年9月1日 08:46 JSTEAパラダイス編集部

英国の店舗物価が2024年以降で最速の上昇ペース

店舗物価の加速は、英中央銀行(BoE)にとってややハト派寄りとは言えないデータポイントとなります。最新の公式CPI指標は7月に4か月ぶりの高水準を示しており、BoEはCPIが10月と11月に3.2%、食品インフレが12月に3.5%に達すると予測しています。

BRCの主な数値

  • 月次ショップ価格指数は8月に年率1.5%(7月は0.9%)、2024年2月以来の高水準。
  • BRCの食品物価は8月に年率2.8%(7月は2.2%)、4か月ぶりの高水準。
  • BRCの非食品物価は8月に年率0.9%(7月は0.2%)、これも2024年2月以来の高水準。

BRCの最高経営責任者ヘレン・ディキンソンは、エネルギー費用や投入費用、商品コストの上昇が価格へ波及し始めており、とくに輸入・加工されることが多い常温食品にその影響が出ていると指摘しました。

今回のBRCの数字は、エネルギーやAI関連のチップコスト圧力が一時的というより構造的に見えるため、CPIのピークが一時的な急騰ではなく粘着的になる可能性があることを示唆しています。英ポンドや英国の金利市場にとっては、同様の供給面の問題が米連邦準備制度でも議論されていることを想起させ、パターンが今後の公表でも継続すれば、国債利回りやBoEの利下げ期待が一部見直される可能性があります。

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