ANZ、ECBが12月に追加利上げし預金金利を2.75%に
ANZは12月の追加利上げを予想、預金金利は2.75%へ
ANZとINGの見解の相違は、現在のユーロ金利市場が直面する核心的な緊張を示している:木曜日の利上げがECBの事実上の終了を意味するのか、あるいは年内にさらに少なくとももう一度の動きの最初であるのか、という点である。
ANZが12月に預金金利を2.75%まで引き上げると予想し、市場は10月の利上げを約90%織り込んでいると見積もっている点は、今回の利上げが保険的な一回限りではなく、INGが示すような繰り返される可能性が低い「保険的」利上げよりも、より持続的な引き締めサイクルを示唆している。
ユーロ(EUR)についての実務的な要点は、今回の利上げ自体は完全に予想されていた一方で、ここからのポジショニングは利上げそのものよりもエネルギー価格や債券利回りの推移に左右される可能性が高い、ということである。両行は見通しが中東紛争の軌跡に異常に依存している点で一致している。
ANZはECBが今年の利上げを終了していないと考えている一方、INGは木曜日の利上げを長期的な引き締めの始まりではなく一回限りの「保険的」利上げと読み取っている。
ANZは市場が10月のECB利上げを約90%織り込んでいるとし、12月にさらに25bpの利上げが行われれば預金ファシリティ金利は2.75%になると予想している。ANZはこの織り込みを中東情勢の悪化とエネルギー価格への影響によるものとし、ECBが段階的な追加引き締めに傾く可能性があると示唆している。
INGは木曜日に確定した25bpの利上げ(預金金利を2.5%に引き上げた)を、広範なインフレ圧力への反応というより先回りの「保険的」措置であったと表現している。INGは、コアやサービスのインフレや調査に基づくインフレ期待などの指標が、エネルギー価格上昇からの第二次的な効果を示す証拠をほとんど示していないと指摘している。
