アービトラージとは
読み:アービトラージ
価格差を利用した「さや取り」を「アービトラージ(裁定取引)」と呼びます。例えば、「現物市場で取引されている為替レート」と、「先物市場で取引されている為替レート」の、ギャップ(Gap)を利用して利益を出す手法です。
アービトラージ(Arbitrage)は、同じ商品や通貨が異なる市場・取引所で価格差が生じているときに、安い市場で買って高い市場で売ることで利益を得る取引手法です。日本語では「裁定取引」や「さや取り」と呼ばれます。
たとえば、現物の為替レートと先物の為替レートの間にギャップが生じた場合、その差を利用して利益を確保するのがアービトラージの典型例です。また、三つの通貨ペア間のレートの歪みを利用する「三角アービトラージ」も知られています。
理論上はリスクなしで利益を得られる取引ですが、実際には取引コスト(スプレッド・手数料)や約定速度の制約があるため、コストを上回る価格差を瞬時に見つけて取引する必要があります。現代の為替市場では高頻度取引(HFT)アルゴリズムが裁定機会を瞬時に解消するため、個人投資家がアービトラージで安定的に利益を上げることは容易ではありません。FXにおけるEA(自動売買)でもアービトラージ系のロジックは存在しますが、実行環境の速度やブローカーの約定方針に大きく依存する点に留意が必要です。
