FX・為替

円キャリートレードの仕組みと巻き戻しで円高になる仕組み

2026年9月16日 10:02 JSTEAパラダイス編集部

ニュース概要

キャリートレードとは、金利の低い通貨で資金を調達し、その資金でより高い金利や収益が期待できる通貨や資産に投資する取引です。なかでも円を調達通貨に使うものが「円キャリートレード」です。

基本的な仕組み

キャリートレードの基本的な流れは次のようになります。

  • 低金利通貨で資金調達する
  • その低金利通貨を売る
  • 高金利通貨や株式などを買う
  • 金利差や資産価格の上昇から収益を狙う

ただし、為替レートや投資先の価格が逆方向に大きく動けば、金利差で得た収益以上の損失が出ることもあります。

円キャリートレードが成立しやすい条件と巻き戻し

円の金利が低く、海外の金利が高い局面では円キャリートレードが成立しやすく、円売り(円安)の一因となることがあります。反対に、金利差が縮小したり市場のリスク回避姿勢が強まったりすると、積み上がっていた取引が解消されます。

その結果、外貨やリスク資産の売却と円の買い戻しが同時に起こり、円高が進むことがあります。これが「巻き戻し」と呼ばれる現象です。また、巻き戻しは株安につながることがあるとされています。

個人投資家にも広がる取引形態

円キャリートレードは機関投資家だけでなく、個人のFX取引にも見られます。高金利通貨/円をスワップポイント狙いで保有する取引も、円キャリートレードの一形態と説明されています。具体例として、トルコリラ/円、メキシコペソ/円、南アフリカランド/円などが挙げられています。

免責事項:本記事は情報提供を目的としたものであり、投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。