経済指標

Westpac先行指数:成長は弱いが改善、RBAは据え置きを堅持

2026年9月16日 10:33 JSTEAパラダイス編集部

Westpac-Melbourne Instituteの先行指数は、成長モメンタムが依然として弱いものの改善していることを示しています。この改善したものの長期トレンドを下回る読みは、RBAが引き締め志向を放棄せずに9月会合で据え置く余地を与えるとされています。Westpacは非常にタカ派的な据え置きを予想し、年内のさらなる利上げが続くとの見方を示しています。

主なポイント

  • 先行指数の成長率は8月に-0.09%と7月の-0.17%から上昇しましたが、依然として長期トレンドを下回っています。
  • 今年中頃以降にモメンタムは改善したものの、2025年の大部分で記録された平均ペースの+0.26%よりは弱い状態が続いています。
  • 現在のトレンド下回りは、2022〜2024年の生活費高騰期間に比べて緩やかであり、当時は指数が平均-0.46%で最低付近は約-1%に達していました。
  • データセンター投資の増加や住宅建築許可の堅調が、労働市場、金融市場、商品価格、消費者センチメントからの下押し要因を相殺するのに寄与しています。
  • ただし、燃料価格の上昇や住宅市場の低迷はセンチメントに対する新たな逆風として指摘されており、改善が続かない場合は失望が生じる余地があります。

AUDに関しては、報告が示すシグナルは両義的です。堅調なモメンタムと6月四半期の底堅さは追加利上げの根拠を支持し、通常は金利差の観点から通貨を支える要因となります。一方で、労働市場や金融市場、商品価格、消費者センチメントが依然として弱いという報告自身の注意喚起は、改善が続かない場合に失望材料となる可能性があります。

市場はこのデータを、RBAのタカ派姿勢に対する小幅な好材料とみる可能性が高いものの、10月28日のインフレ更新まで中央銀行が再び動くとは見込まれていないため、短期の利上げ期待を大きく変えるものにはならない見通しです。

免責事項:本記事は情報提供を目的としたものであり、投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。