FX・為替

ロンドン為替見通し:仏財政リスクがユーロの重し、ジャクソンホール講演が焦点

2026年8月28日 13:46 JSTEAパラダイス編集部

ニュース概要

28日のロンドン為替市場は材料難のなか、フランスの財政・政治リスクがユーロ相場の重しとなるかが焦点です。序盤にはフランスの8月消費者物価指数(CPI)速報値と4〜6月期GDP改定値が発表されます。欧州午後のジャクソンホール会議でのウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長の講演が本日のメインイベントと見られています。

フランスを巡る動き

前日は主要株価指数CAC40が約1.7%安と大きく売られました。2027年予算を巡る政治的対立のなか、少数与党政権が歳出削減策への議会の支持を得られるかが問われています。仏独の10年債利回り差も拡大し、一部メディアは財政悪化が続くフランスがイタリアに代わり欧州債券投資家にとって最大の懸念材料になったと報じています。2026年の政府債務のGDP比はフランスが約117%、イタリアが約139%で、仏10年債利回りが伊10年債を上回るねじれも生じています。28日に予定されるフィッチ・レーティングスによるフランスの格付け見直しでは、格下げの有無だけでなく財政運営に関するコメントが意識されやすいとされています。

その他の材料と市場の視点

中東情勢を受けて27日に原油相場が反発しました。米・イラン協議の進展期待がやや後退したためとされ、原油高が続けば欧州のインフレ懸念を通じてユーロ相場に波及しうると指摘されています。一方で欧州中央銀行(ECB)の9月追加利上げはすでに織り込まれているとみられています。ポンドは10月の秋季予算を控えた財政運営への警戒が根強く、英議会の再開では支出計画と財政ルールとの整合性が課題になっていると伝えられています。全体として本日はジャクソンホールの講演を前に様子見が優勢になりそうです。

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