FX・為替

ロンドン為替見通し:米長期金利上昇などでユーロドルが下値を探る展開か

2026年9月2日 13:46 JSTEAパラダイス編集部

ニュース概要

本日のロンドン為替市場のユーロドルは、イラン情勢の緊迫化を受けた原油価格や米長期金利の上昇を背景に下値を探る展開が予想されています。昨日発表された8月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は前年比+3.3%と7月の+2.9%から伸び率が加速しましたが、コア指数は+2.4%と7月の+2.5%から鈍化しました。

要因と市場の見方

本日のWTI原油先物価格が92ドル台まで一時上昇していることが、10日の欧州中央銀行(ECB)理事会での利上げ観測を支えています。シュナーベル専務理事は「さらなる金融引き締めが必要になるだろう」と述べています。シムカス・リトアニア中銀総裁は「9月に利上げすべきであることは明らかだ」「新たな経済予測では、利上げ経路がやや上方修正される可能性が高い」との見解を示しました。本日もウンシュ・ベルギー中銀総裁の講演が予定されており、発言に注目が集まります。

地政学・景況感の影響

ユーロ圏ではウクライナ戦争やイラン戦争に伴うエネルギー価格の上昇、熱波による主要河川の水位低下が供給網の混乱や輸送費上昇を通じた物価上昇懸念と、生産活動の抑制をもたらし、スタグフレーション懸念が高まっています。ドイツとフランスでの右派の躍進は政治的リスクとしてユーロ売り要因と見られる一方、防衛費増大による財政出動は防衛関連企業を中心に景況感の改善につながり、ユーロの下支え要因ともなっています。

想定レンジ

  • 想定レンジ上限:ユーロドル 1.1645ドル(日足一目均衡表・転換線)
  • 想定レンジ上限:ユーロ円 186.02円(8/21高値)
  • 想定レンジ下限:ユーロドル 1.1506ドル(日足一目均衡表・雲の上限)
  • 想定レンジ下限:ユーロ円 184.57円(8/20安値)
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