ユーロドル、8月PMI速報値に注目 7月ユーロ圏総合PMIは51.9に改善
ニュース概要
本日のユーロドルは、ユーロ圏と主要国の8月PMI速報値に注目されています。ユーロドルは昨日に5月中旬以来の1.17ドル台回復を果たし上昇が一服するも、1.16ドル台後半で下げ渋っている状況です。
7月のユーロ圏総合PMIは51.9と6月の50.0から大きく改善し、4カ月ぶりに景気拡大を示しました。製造業の回復が全体を押し上げ、ドイツも4カ月ぶりに拡大へ転じたほか、フランスの縮小も小幅にとどまりました。
留意点
製造業の改善が続き、サービス部門も予想以上に底堅ければ、ユーロ圏景気の回復期待が強まりユーロ買い材料となりそうです。一方、PMIが予想を下回れば注意が必要です。中東情勢を背景に原油価格が上昇しており、エネルギー価格の上昇はユーロ圏のインフレを押し上げる一方、企業や家計の負担増を通じて景気を圧迫するため、PMIが弱ければ「インフレ高止まりと景気減速」というスタグフレーション懸念がユーロの重しとなる可能性があります。
米国側の影響
現状では米国側の材料がユーロドルを支えています。米小売売上高など弱い経済指標を受けてFRBの早期利上げ観測が後退し、ドルは約3カ月ぶりの安値圏にあります。基本的にはドル安がユーロドルを支える一方、原油高と欧州景気への影響が上値を抑える構図です。
想定レンジ
想定レンジ上限は5月13日高値の1.1742ドル、想定レンジ下限は日足一目均衡表・転換線の1.1612ドルとされています。
