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カナダドルが貿易戦争論調をあまり織り込まない理由

2026年8月24日 22:18 JSTEAパラダイス編集部

カナダドルが貿易戦争論調をあまり織り込まない理由

カナダドルは本日G10通貨の中で最も弱いが、ほとんど暴落しておらず、金曜遅くに米国との協議が決裂したことを受けた「貿易戦争」の修辞を考えれば驚きかもしれない。

USD/CADは76ピップ高の1.3840、0.55%上昇。良い動きだが水曜の寄付水準にも戻っておらず、本日の上昇のかなりの部分は原油価格の1.8%下落によると私は主張する。

ではなぜ市場の動きが修辞と一致しないのか?

今回の措置は米国向け輸入に対して50%の関税率を適用するが、カナダの対米輸出の約5%にしか適用されない。言い換えれば、80%以上の輸出はUSMCAの免除により非課税のままとなる。

さらに、50%の関税は鋼材やアルミニウム、木材、自動車のような既存の課徴金に上乗せされる。これら各々には異なる力学があり、分解して説明する価値がある:

  • 鋼材:既に関税により実質的に輸出が遮断されているため、50%の関税を上乗せしても500%にしても輸出量は変わらない。カナダの製鋼業者は国内市場での販売へとシフトしている。
  • アルミニウム:米国ではわずかしか生産されておらず、極めてエネルギー集約的である。輸入コストがいくらであれ代替がないため、米国の買い手はそれを支払うことになる。
  • 木材:すでに一連の関税の対象となっており、カナダの売り手は大半が締め出されているが、寒冷地で育った強い木材のために米国の輸入業者が手数料を負担する事例もある。全体としては、住宅建設の縮小によりカナダと米国の製材所が閉鎖され、木材産業はやや不況にある。
  • 自動車:影響が最も大きく及ぶ分野だが、カナダと米国の自動車メーカー間の統合が非常に進んでいるため、短中期で生産ラインを停止させるのは困難である。
免責事項:本記事は情報提供を目的としたものであり、投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。