円安・原油・食料価格が焦点、BOJ理事のMasu氏が利上げ示唆
円安、原油コスト、食料価格に注目—BOJのMasu氏が利上げを示唆
Masu氏の発言は、9月会合を前にBOJ理事の間で既に高まっているタカ派傾向に拍車をかけ、利上げの可能性が高く、ほぼ既に確定しているとの市場予想を強めました。
氏は特に円安が過去よりも大きくインフレに影響を与えている点と、生産者物価が従来よりも消費者物価へ波及することへの懸念に焦点を当てており、これは理事会が単にエネルギー価格の見出しに反応しているだけではなく、政策正常化のより広い論拠を構築していることを示すため、円をやや支える要因となっています。
政策金利が既に推定中立レンジに近づいていると説明されている状況で、市場にとってより敏感なシグナルとなるのは、インフレが加速した場合にBOJが迅速に利上げを迫られる可能性があるというMasu氏のコメントだとみられます。これにより、今後の会合までの経済指標の重要度が高まります。
Masu氏は、2025年7月からのBOJ理事であり、三菱商事の元最高財務責任者です。基礎的なインフレは依然として2%未満だが接近していると述べ、金融環境が依然として緩和的であることを踏まえればBOJは引き続き利上げを続けるとみられるとしました。
氏は一般に理事会の中でもタカ派の声の一つとみなされています。4月には利上げ据え置きに賛成票を投じましたが、5月には景気減速の明確な兆候がない限りできるだけ早く利上げすべきだと述べており、本日の発言はその立場を後退させるものではなく延長するものです。
