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TD Securities、短期で金は4200ドルまでの下落リスクと2027年に5350ドル目標を提示

2026年9月1日 11:17 JSTEAパラダイス編集部

TD Securitiesの見解

TD Securitiesは短期的に金が4200ドルまで下落するリスクがあるとしつつ、長期では2027年第3四半期までに5350ドルを目標に据えた見解を示しました。

ドル弱含みと金高の連動の分離

TDは通常は同時に動くとみなされがちな「ドル弱」と「金高」という二つの力を効果的に切り分け、現時点ではこれらがデカップリングしていると主張しています。より支配的な要因は、Warsh氏のトーンを受けた市場のFed政策再評価だとしています。

レート期待が通貨チャンネルを上回る

この区別は、より軟化したドルが自動的に金の下支えになると仮定しがちなトレーダーにとって重要です。TDの見方では、現在はレート期待のチャンネルが通貨チャンネルを完全に上回っていると示唆しています。

イールドカーブの読み取り

長期金利端でのTreasuryによる介入が金融環境を緩和した一方で、フロントエンドの金利上昇圧力を相殺するには不十分だった点も指摘しており、単純なドル指数との相関よりもイールドカーブをより細かく読む必要があるとしています。

ポジショニングと見通し

金のポジショニングについては二段階の見通しが実務的な示唆です。短期では4,200〜4,700ドルのレンジ下限に向けた脆弱性があり得る一方、長期の強気目標は2027年第3四半期までに5350ドルと維持されています。短期の弱さは構造的強気相場の逆転ではなく、再プライシングの段階として位置付けられています。

要約

TDは短期的な痛みは現実だが長期の強気シナリオの終わりではないとし、ドル安だけでは下落を止めるのに十分ではないと述べています。なお、TDはFed議長ケビン・WarshのJackson Holeでのスピーチは明確にタカ派的であり、インフレを2%目標に戻すことへのコミットメントを再確認し、現在の金融環境を制約的ではないと表現したとしています。市場はこのスピーチ後に9月と12月の利上げ確率を上方修正し、短期金利と米ドルを押し上げた結果、金は1オンスあたり約4,450ドルに押し戻されたとTDは述べています。

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