本日の欧州経済カレンダーはインフレデータが中心
インフレデータが本日の欧州経済指標の焦点
主な焦点は英国のCPI報告で、注目度の高い最新データとなります。ユーロ圏のCPIは7月の確定値であり、通常は初期値と大きく乖離しないためマーケットの大きな材料とはなりにくい見込みです。
英国のインフレ指標は年末に向けたBOEの見通しに対する市場の受け止め方に影響するため関心が高いです。インフレの動向は昨日の労働市場データよりも重視される可能性が高いとみられます。
ヘッドラインの年率インフレは、6月の低下(2.6%、非四捨五入2.65%)から7月にかけて2.9%へ反発すると見込まれています。一方、コアの年率インフレは6月の2.6%(非四捨五入2.57%)からわずかに低下し2.5%(非四捨五入2.52%)になると推定されています。コアの推定値がその付近であれば、BOEの予測2.55%に近い水準を保つことになります。
ヘッドラインの押し上げは再びエネルギー価格の変動によるところが大きいとみられます。OfgemのQ3向け価格上限の引き上げもエネルギー価格のインフレを押し上げ、それがヘッドラインの上昇につながる見込みです。
サービス分野のインフレは引き続き粘着的とみられますが、7月は3.4%(6月3.6%)へ低下する見込みです。一部のアナリストは航空運賃の基数効果を指摘しており、一部は政府のGreat British Summer savings政策がレクリエーションおよびケータリングサービスの価格に下押し要因となると予想しています。ただし後者については、実質的な影響がほとんどないという見方から、ヘッドラインインフレを0.1%〜0.2%押し下げるという見方まで幅があります。
