経済指標

企業、来年のインフレ緩和と投資鈍化を予想

2026年8月19日 03:04 JSTEAパラダイス編集部

調査を受けた経営幹部は、来年にかけて消費者物価のインフレがわずかに緩和すると予想しており、賃金上昇と雇用の状況は概ね安定すると見込んでいます。

経営幹部は今後1年間のCPIインフレ率を3.3%と予想しており、第2四半期の3.7%から低下しています。この低下は企業がやや継続的なインフレ圧力の弱まりを見ていることを示唆しますが、予想インフレ率は依然としてFederal Reserveの2%目標を大きく上回っています。

労働市場の見通しはほとんど変わっていません。賃金上昇は来年にかけて2.8%と見込まれており、前年の調査での2.9%からわずかに低下しています。雇用水準についても比較的変化は少ないと予想されており、労働市場は大きな加速や悪化ではなく安定を保つと見られています。

より顕著な変化は研究開発(R&D)支出に見られます。経営幹部はR&D支出が来年にかけてわずか2.0%の成長にとどまると予想しており、前年の調査での3.1%の見通しから大きく低下しています。想定される投資の鈍化は、企業が経済状況や資金調達コストを見極める中でより慎重になっている可能性があることを示唆します。

インフレ見通しは望ましい方向に動いている一方で、賃金と雇用の見通しは比較的安定しています。ただし、期待されるR&D支出の大幅な低下は、米イラン戦争、AIバブルへの懸念、Federal Reserveの引き締め志向の中で企業が将来の投資に対してより慎重になっている可能性があることを示しています。

免責事項:本記事は情報提供を目的としたものであり、投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。