経済指標

オーストラリア雇用見通し:6月の採用急増が持続するかで見解割れる

2026年8月20日 06:19 JSTEAパラダイス編集部

オーストラリア雇用見通し

弱い雇用指標はReserve Bank of Australia(RBA)の労働市場が徐々に冷却しているという見方を強め、利上げの一時停止や今後の利上げペースの鈍化を支持し、オーストラリアドルに下押し圧力を及ぼす可能性が高い。これに対して、Westpacの予想に近い予想外に強い結果はその見方を複雑化させ、市場がさらに引き締めを織り込む可能性がある。

CBAの見方では、失業率が2027年後半に向けて4.7%のピークに向かって上昇することは、急激な変化ではなく複数年にわたる軟化の道筋を示しており、今日の単一のデータポイントは今後数か月の基調に比べてRBAの利率軌跡に与える重みは小さいとみられる。トレーダーは、両行が見出しの雇用数に人口関連のノイズを指摘していることから、基調のよりクリーンな読み取りとして参加率に最も注目する可能性が高い。

先の発言:RBA副総裁ハウザーは、インフレが高すぎると述べ、金融政策はそれを引き下げる必要があると述べている。

銀行予想

  • Westpacは7月の雇用が15kの控えめな増加になると予想し、参加率は66.9%に低下、失業率は4.4%で横ばいと見込む。
  • CBAは7月の雇用は横ばいと予想し、参加率は66.9%に低下、失業率は維持されると見込む。両行とも6月の予想外の雇用急増は実勢の勢いを過大評価している可能性が高いと一致している。

要旨

  • 6月の雇用は76.3k増加し、4月の38.6k減少と5月の44.0k増加から大きく振れた。
  • 3か月平均の雇用増加は年率換算で1.1%で、長期平均の1.9%および就労年齢人口増加の1.8%を下回っている。
  • 参加率は6月に0.3ポイント上昇して67.0%となり、失業率は4.4%で横ばいだった。
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