Warshのタカ派発言とBessentの対立で一時160超えの後に円が反発
Warshのタカ派的な口調とBessentの見解が対立する中、USD/JPYが一時160を上回った後に円が反発しました。
円の160割れ(USD/JPYは160超)という動きは、記録的な共同介入に対する98.7億ドルの支出の効果が、拡大する金利差の牽引力にほとんど及んでいないことを浮き彫りにしており、言葉や協調的な為替介入だけでは相対的な金融政策期待の実質的な変化を相殺するのが難しいことを強調しています。
同時に、10年物JGB利回りがWarshの発言を受けて米国債利回りの動きに追随し、30年ぶりの高値となる2.95%まで上昇したことが第二の圧迫要因となっています。日本の長期金利上昇は、対外資産の主要保有者である日本の役割を踏まえれば、世界の債券市場への波及リスクを高めます。
Bessentが円の動きを「十分に抑えられている」と表現し、利上げのペースについては上田総裁に委ねる姿勢を示したことは、現時点でワシントンが新たな介入を求めるよりも東京に政策対応を任せることに満足していることを示唆しており、BOJ自身が転換を示すまでさらなる円安が続く可能性があるとしています。
また、G20での協議がBessentによる日本への財政規律や追加利上げの働きかけと、協調支援との交換を巡る展開になる可能性は、通貨トレーダーが今後数日間注視する必要がある外交的側面を加えています。
なお、先行指標としては日本の工場生産が予想を上回り、小売売上高が急回復したことが報じられています。
