NY為替見通し:ドル円は米8月PPIと30年債入札が焦点
ニュース概要
本日のNY為替市場では、ドル円が米8月卸売物価指数(PPI)と米30年債入札の動向を見極める展開となっています。ドル円は8日に152.89円、9日に152.95円まで下値を広げたものの、原油価格の高騰や米10年債利回りの上昇を受けて下げ渋っています。
注目材料
市場では8月の米PPIが前月比+0.4%、前年比+5.2%と予想されており、前回の前年比+4.7%から伸び率が加速する見込みです。明日発表される8月の米消費者物価指数(CPI)は前年比+3.4%と予想されています。8月PPIの伸び率上昇は川下のCPIへの上昇圧力を示唆する材料とされており、足元の原油価格の上昇とあわせて、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)でインフレ高進への警戒感を強め、利上げの可能性を意識させる要因になりそうだと見られています。
債券市の動向と懸念
昨日の米10年債入札では、最高落札利回りが4.834%と2007年以降で最高を記録しました。米財務省は国債買い戻し枠を従来の20億ドルから60億ドルに拡大しましたが、長期金利の上昇基調は続いています。本日の30年債入札を通じて、長期債への需要や米長期金利の動向が注目されます。
また、拡大する米国の債務残高や財政赤字をめぐり、ベッセント米財務長官が示唆している財政健全化策の内容が待たれているとされます。内容が市場の期待に届かなければ、債券自警団による債券売りに拍車がかかり、米国債の格下げへの懸念が強まる可能性も指摘されています。
想定レンジ
- 上値目処:154.42円(9/8高値)
- 下値目処:152.89円(9/8安値)
