ウォーラー発言で米株が急騰、利上げ確率は約50%へ再見直し
Fed理事クリストファー・ウォーラーの発言を受け、市場は反応しました。ウォーラーは、最近のデータにディスインフレの兆しがようやく見られると述べ、今後のデータが引き続きディスインフレを示すならば、9月15-16日のFOMC会合で利上げ据え置きを支持すると述べました。
この発言を受けて、株式は上昇、長期金利は低下、USDは下落しました。市場の反応は、8月28日のJackson HoleでのFed議長ケビン・ワーシュの強気な演説を受けて9月利上げを60–67%で織り込んでいた基準からの再プライシングを反映しており、単独のハト派シグナルというよりもその基準からの見直しとみられます。
具体的には、国債利回りはセッション安まで低下し、S&P 500先物は発言直後に上昇、現物市場でも動きが続いて数週間で最良の株式終値を記録しました。CME FedWatchが示す9月利上げの示唆確率は発言直後に約54.6%まで低下し、その後の最新読みでは約50%付近までさらに低下しました。
ウォーラーの発言はワーシュの立場とウォーラーの立場の差を縮めたものの完全には埋めておらず、9月15-16日の会合に向けては入ってくる8月のCPIがスイング要因になるとみられます。ウォーラーの強硬寄りの見方への反論は、利上げ確率をコイントスに近い水準へと引き下げ、ウォール街に数週間で最良のセッションをもたらしました。
