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米8月雇用統計を前に、NFPの「合格ライン」低下で弱い雇用が必ずしも景気悪化を示さない

2026年9月3日 17:01 JSTEAパラダイス編集部

ニュース概要

9月4日21時30分に米8月雇用統計(NFP)が発表される見込みで、NFPは5.5〜5.8万人増と予想されています。本文では、FRBの利上げ判断の軸や、結果別のドル円・米金利の反応シナリオを整理するとしています。

最近の雇用指標の中身

7月のJOLTS求人件数は727.1万件で、6月分は735.9万件から718.2万件へ下方修正されました。採用件数も減少し、採用率は3.4%から3.2%へ低下しています。8月のADP雇用統計は3.8万人増と市場予想を下回りました。

一方で、JOLTSの解雇・レイオフ率は1.0%と低く、新規失業保険申請にも急増はみられません。現在は採用を控える一方で大規模な解雇もしない、「low-hire / low-fire」に近い状態としています。

合格ライン低下と景気判断

労働供給の縮小により、失業率を安定させるための「ブレークイーブン雇用増」は低下していると指摘されています。FRBの研究では、2026年は潜在的な労働力人口の増加がほぼゼロまで低下する可能性が示唆されており、現在は月2万〜5万人程度、さらに低い可能性も指摘されています。

実例として、7月はNFPがマイナスだったにもかかわらず、失業率は4.2%から4.1%へ低下しました。労働力人口の変動によって、雇用者数の伸びが小さくても失業率が上昇しないケースがあるとしています。

免責事項:本記事は情報提供を目的としたものであり、投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。