株式は薄氷:モメンタム・バスケット売りでシステマティックファンドがデレバレッジ
主要ポイント
Mizuhoは、モメンタム・バスケットが7月のSituational Awareness解消時に付けた安値を下回ったことで、同社が参照するMorgan StanleyのTech Momentum Indexを含め、市場が当時の清算後に見せた反発を全て消したと指摘しています。
同社が描写する自己強化的なダイナミクスでは、下落がさらなるシステマティックなリスク削減を誘発し、これが7月の動きを非常に激しくしたのと同じメカニズムだとされています。重要なテクニカル水準が崩れると、このプロセスは加速する傾向があると述べられています。
今回の下落局面は、債券利回りと原油価格の上昇を背景に進行しており、これらはエスカレートする米国とイランの緊張に関連すると報告されています。ポジショニングとファクターの解消として始まった動きにマクロの要因が重なっているとされています。
株式市場全体への示唆としては、高ベータやモメンタムに晒された銘柄は、システマティックなポジションがファンドにとって保有可能な水準にリセットされるまで、さらなる強制売りに脆弱であると指摘されています。
また報告では「Ugly Tuesday」として、ナスダック指数が急落したこと、モメンタム取引が夏の回復分を全て吐き出したこと、売りが自己増殖的に進んでいることが伝えられています。
